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活動方針

2025年度 活動方針

会 長  須 藤 誠 一
(トヨタ自動車㈱ 元副社長
■背景
我々製造業は、急速に進展する技術革新やグローバル競争の激化に加え、米国の新政権による北中南米戦略の見直しや、中国の経済政策や貿易戦略の変動など、複雑で不確実性の高い環境に直面しています。このような状況において、これまでの強みをさらに強化し、従来のモノづくりからの枠組みを超えた変革を遂げる必要があります。特に、労働人口減少への対応、デジタル技術の効果的な活用、カーボンニュートラルへの対応、新たな価値創造の推進には、情熱とスピード感をもって積極的に取り組まなければなりません。未来へと続くモノづくりを創り出すのはやはり人であります。人財の確保と育成こそが企業の発展を支える最も重要な財産であります。

■方針
現地現物をモットーに、実際の現場訪問や、参加者同士のディスカッションなどを通じ、事業へ参加された全ての方が新たな気づきときっかけを得ることで行動変容を起こし、「挑戦心」「実行力」「人間力」の高い自ら考え自ら行動できる真の人づくり、心づくりを実践することで、産業界全体の発展に貢献します。

■重点実施事項
1.「現地・現物」に基づいたIE活動
自分の眼で看て、自分で考え、ものごとの本質を見極め、素早く決断し、問題を解決する実行力の養成

2.トータルリードタイム短縮に向けた実践力の養成
リードタイム短縮への取り組みこそが、技術力、品質力を含め、モノづくり総合力を高めることにつながることを理解し、改善する能力を高め、自らの改善で現場を変えていく実践力の養成

3.最新技術の有効活用促進
持続可能な社会の実現も見据えた、デジタル技術や最先端技術の活用方法の提供による、新たなモノづくりへの応用力の養成

4.新たな価値を創造する、業界の壁を超えたネットワークづくり
ニューノーマル時代であっても、異業種の仲間とともに課題を共有し、業界業種を超えた多様な価値観に触れることによる新たな価値創造を支援

5.変化に即応できる人財、新たなことに挑戦する人財の育成と組織づくり
常に自分の頭で考え、自ら行動する真の人財育成の支援と、時代の流れや変化を敏感に受け止め、失敗を恐れず果敢に挑戦できる人財と組織風土づくりを支援
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