葦クラブ研究部会
3年間に渡るコロナ禍は、社会や企業、そして人々の暮らしに大きな変化をもたらしました。加えて、テロ・戦争といった新たな火種により、サプライチェーンの混乱、エネルギーや資源価格の高騰などめまぐるしい社会変化が起きております。その様な中でも我々は持続可能な社会の実現と持続可能な企業経営を両輪で取り組み、変化に対し柔軟に、そして時に自らも変化し、輝く未来をモノづくりの力で創り上げていかなければなりません。本部会では、あらゆる課題をもチャンスと捉え、第一線で力強く、飽くなき挑戦を続ける方々から、その熱き想いと、最新の情報を伺うことを通じ、モノづくりに係わる経営者の人間観、経営観の研鑽をはかります。是⾮ご参加・ご登録をお願い申し上げます。
年間スケジュール
第1例会 講演会 2024/5/8(水) 15:00~17:00 ①中部生産性本部 セミナールーム ②オンライン(Zoom) | 「欧州&グローバル産業データ連携基盤の動向」 ~日本企業はどう対応するのか~ ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会 インダストリアル IoT 推進統括 中島 一雄 氏 |
製造業は現在、人手不足や、カーボンニュートラルの達成など、さまざまな課題に直面している。欧州では異なる企業が業界を超えてデータを交換・共有するための「GAIA-X」計画を立ち上げ、自動車業界を中心としたデータ交換・共有のためのアライアンス「Catena-X」も稼働を開始した。また、製造業全般を巻き込む「Manufacturing-X」の検討も始まり欧州域外との調整も始まっている。必要なデータを安全・安心に交換・共有できるプラットフォームの提供など、グローバルの動向と日本の現状についてご紹介いただく。 | |
第2例会 講演会 2024/6/14(金) 15:00~17:00 ①中部生産性本部 セミナールーム ②オンライン(Zoom) | 「ANAの安全性・信頼性マネジメント」 ~リスクに向き合いモノづくりを担う、人づくり・組織づくり~ 全日本空輸㈱ 常勤顧問 黒木 英昭 氏 |
航空輸送産業を取り巻く経営リスクは、事故や技術革新の負の側面などの安全リスクをはじめ、パンデミックによる需要ボラティリティ、サプライチェーン、環境対応リスクなど、多様かつ複雑化している。変化の激しい経営環境下でも、事業基盤である「安全・安心」を揺るがさず、未来に繋がる持続可能な航空輸送サービスを実現するには、「モノづくり」の視座から仕組みづくり、人づくり、組織づくりを考えることが有効だと考えている。安全を科学し行動化すること、守ることと柔軟に対処すること、一人ひとりのアイディアを活かす心理的安全性の高い組織づくりなど、ANAの取り組みの一端をご紹介いただく。 | |
第3例会 講演会 2024/8/20(火) 15:00~17:00 ①中部生産性本部 セミナールーム ②オンライン(Zoom) | 「川崎重工業の低炭素水素サプライチェーン構築の取り組み」 川崎重工業㈱ 理事・プロジェクト総括部長 吉村 健二 氏 |
カーボンニュートラル実現に向けた鍵となる水素。水素は、多様な資源から製造できるため、国内での製造や、海外からの資源の調達先の多様化を通じ、我が国のエネルギー供給・調達リスクの低減に資するエネルギーとして期待が大きい。川崎重工業は、水素を「つくる」、「はこぶ」、「ためる」、「つかう」といった各プロセスに必要な技術、例えば世界初となる液化水素運搬船の建造と豪州からの輸送実証といった「はこぶ」、水素を燃料とするガスタービンの開発と実証といった「つかう」など、水素サプライチェーンの構築に必要な技術開発に取り組んでいる。2030年台初頭の実現が見えてきた水素社会への取り組み最前線についてご紹介いただく。 | |
第4例会 講演会 2024/10/4(金) 15:00~17:00 ①中部生産性本部 セミナールーム ②オンライン(Zoom) | 「モノづくりにおけるAI活用」 ~製造現場を変える技術とは~ ㈱Preferred Networks インダストリーソリューション担当VP 渡部 創史 氏 |
数少ない日本のユニコーン企業の中でも時価総額でトップクラスを誇るPreferred Networks。その強みは、圧倒的なAI技術力の高さとソリューション開発からAI半導体開発まで行う幅の広さである。主にディープラーニングやロボティクスの活用で、医療や交通システム、製造業などあらゆる分野にイノベーションを起こし続けている。今回はAIを活用した取り組み事例はもちろん、製造現場における外観検査・LLM(ChatGPT)活用を含めた技術のご紹介、更にモチベーション高く、スピード感ある開発力など、同社の社風、風土などについてもご紹介いただく。 | |
第5例会 講演会 2024/12/24(火) 15:00~17:00 ①中部生産性本部 セミナールーム ②オンライン(Zoom) | 「スタートアップと大企業のオープンイノベーションの在り方」 三菱電機㈱名古屋製作所 オープンイノベーション推進部次長 田中 哲夫 氏 三菱電機㈱ ビジネスイノベーション本部/MEイノベーションファンド 日高 剛史 氏 エレファンテック㈱ 代表取締役社長 清水 信哉 氏 |
2023年5月、エレファンテックと三菱電機の共創がはじまった。エレファンテックは、金属インクジェット印刷技術と銅メッキ技術を活用したフレキシブルプリント回路基板P-flex®」の製造販売を手がけており、その技術はものづくりを根本から変える可能性があると言われている。電子回路基板に金属をナノ化してインク状態にし、インクジェットで基材に印刷した後、無電解銅メッキで金属を成長させて回路を形成するという工法である。エレファンテックは、この製法に挑戦し続け、量産化に世界で初めて成功。これまで100年近く続いてきたプリント基板の製法を革新しようとしている。三菱電機は、この技術がものづくりを変える技術だと確信し、出資を決断。スタートアップの独創性と、大企業のアセットを融合させる両社の取り組みについてご紹介いただく。 | |
第6例会 講演会 2025/1/28(火) 15:00~17:00 ①中部生産性本部 セミナールーム ②オンライン(Zoom) | 「小型月着陸実証機SLIMの月着陸結果とその成果」 ~世界初のピンポイント着陸成功を支えた「連携」と今後の展望~ JAXA宇宙航空研究開発機構 SLIMプロジェクトマネージャー 坂井 真一郎 氏 |
確認中 |
幹事
住友電装㈱ | 生産技術本部新領域ものづくり統轄部技術教育部主幹 | 乾谷 和己 氏 |
㈱デンソー | 生産革新企画部部長 | 小野 敏英 氏 |
ブラザー工業㈱ | 品質・製造センター技術開発部1グループチーム・マネジャー | 樋口 純司 氏 |
三菱電機㈱名古屋製作所 | 生産システム推進部技術管理課課長 | 諸星 俊夫 氏 |
葦クラブ研究部会名称の由来
当部会の名称は当協会会長であった故大野耐一氏による命名である。1980年(昭和55年)から開設された当部会は経営幹部、工場長、管理監督者が集い、モノづくりに関することはもちろん責任者としての幅広い知識を収集するとともに会員企業とのネットワークを広げる場である。モノづくりを推進するうえで“現場のニーズは足で掴め、人間は考える葦である”という大野氏の言葉から「葦クラブ研究部会」と名付けた。
開催要領
とき | ①2024/5/8(水) ②6/14(金) ③8/20(火) ④10/4(金) ⑤12/24(火) ⑥2025/1/28(火) |
会場またはオンラインの選択制 【会場】中部生産性本部 セミナールーム 〒460-0003 名古屋市中区錦2-15-15 豊島ビル11階 ⇒アクセス 【オンライン】「Zoom」を使用 | |
対象 | 経営幹部、工場長、管理監督者 等 |
年間登録費 | 会員:92,400円 ・ 一般:130,900円 (消費税10%込) [1口2名登録] |
備考 | 申込締切日:2024年5月1日(水) ※年間登録費は、請求書に記載の期日までに指定の銀行口座へお振り込み願います。 なお、振込手数料は、お客様にてご負担ください。 ※5月2日(木)以降の参加取り消しにつきましては、年間登録費の返金を致しかねます。 (登録者の変更をお願いいたします) 【運営方法】 ①2023年3月13日以降当局では、ご来場の際にマスクの着用を皆様のご判断にお任せさせて頂くことと なりました。講師の皆様には基本的にご来場にてご出講をお願いいたしております。 引き続き新型コロナウイルス感染予防対策として、事務局・講師・参加者の体温測定や手指消毒等 感染状況に応じてご協力をいただきます。 ②講師の都合などの事情により、日程・時間・内容並びに開催形態の変更、参加の制限をさせていただく 場合がございます。 ③各例会とも原則、ご登録をいただきました方々を対象に開催いたします。(代理出席可能) ④各例会開催の約1カ月前に登録メンバーに詳細案内をメールにて連絡いたします。 (例会毎に出欠確認をとりますので必ずご返信ください) ⑤各例会とも指定いたしました集合場所・時間にご集合ください。 ⑥年間の運営ガイダンスは第1例会実施の際に行います。 【注意事項】下記事項を確認、同意の上、お申込みをお願いします。 1.講演の録画、録音、配布資料記載事項の無断転載、オンライン参加の場合は画面撮影、画面キャプチャー、 SNSなどへの掲載を固くお断りいたします。 その様な行為が発覚いたしました場合、事務局より削除を要請し、損害賠償を請求させていただきます。 2.(オンラインの場合)当方に起因しないシステムトラブルにより画像・音声に乱れが生じた場合については、再送信や返金はいたしかねますので、あらかじめご了承ください。 3.登録者並びに代理参加以外のご参加はご遠慮願います。 (オンラインの場合、視聴URL等は参加されるご本人のみ有効です。第三者への転送はご遠慮ください。) 4.本注意事項については、代理参加となった場合は、代理参加者に自動的に適用されます。 問い合わせ先:広瀬・上田 TEL052-221-1261 メンバー特典 当研究部会の登録特典として、下記の講座へ、1名に限り 会員価格の半額でご参加いただけます。 詳細は別途ご案内いたしますので、是非ご参加ください。 (28,600円→14,300円 消費税含む) |
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