2025年度 商品企画研究部会
ライフスタイルの多様化、ICTの進化に伴い、生活者の価値観・コンタクトポイント・購買行動も大きく変化を続けています。この変化の激しい時代に、顧客に届く企画を行うためには、自社環境だけでなく、異なる業種や組織、顧客との共創による価値創造が大切になっています。当研究部会では商品企画から市場投入までのプロセスについて、マーケットインの視点から事例研究を中心に実施します。生活者・購買者のインサイトや社会課題をとらえた魅力ある商品・サービスの企画・開発について情報提供するとともに、変わり続ける市場や生活者意識のトレンドについても情報提供いたします。
商品企画研究部会の提供価値
年間スケジュール
【第１例会】 2025/6/11(水) 14：00～17：00 春日井製菓 おかしな実験農場 （春日井市） | 「顧客も従業員も幸せにする多業種コラボのつくり方」 ～関係なかった人が関係ある人になるレシピ～ 春日井製菓販売(株) おかしな実験室室長 原 智彦 氏 |
「つぶグミ」や「グリーン豆」でおなじみの春日井製菓に2022年に設立された仲間づくりの専門部署「おかしな実験室」。異質な人たちが交流する「スナックかすがい」や、UR都市機構とコラボして高蔵寺ニュータウンを盛り上げる「団地味ラムネプロジェクト」や、47社の学び合いコミュニティ「おかしなサマースクール in 愛知」など、多様な「共創」で新たな価値を生み出しています。彼らはどうやって"面白い仕事”を次々に生み出しているのか？その方法を体験できる機会です。【例会終了後メンバー交流会実施予定】 | |
【第２例会】 2025/7/24(木） 14：00～17：00 アイシンコムセンター （刈谷市） | 「日本の再エネ拡大の切り札 次世代太陽電池の可能性」 ～共創で挑むペロブスカイト型太陽電池の普及拡大～ (株)アイシン Ｅ－ＶＣ事業戦略部事業戦略室主査 堀 智 氏 |
カーボンニュートラル社会の実現に向けて、石油や石炭など従来の化石燃料から「再生可能エネルギー」へのシフトが求められ、なかでも主力のひとつとして期待されているのが「太陽光発電」です。アイシンは、次世代太陽電池の本命として注目されるペロブスカイト型太陽電池の実用化をめざし、研究開発に取り組んでいます。その研究開発の最前線と、共創による普及拡大の取り組みについてうかがいます。 | |
【第３例会】 2025/9/19(金) 14：00～17：00 Shiseido Beauty Park （神奈川県） | 「資生堂が進めるオープンイノベーション」 ～共創から生まれる革新的な化粧品開発の新時代へ～ (株)資生堂 ブランド価値開発研究所グループリーダー 中西 裕子 氏 |
2019年に始まった資生堂研究所のオープンイノベーションプログラム「fibona」。「fibona」が発信する「世の中にない」を共創するビューティープロダクツは、資生堂の100年以上にわたる研究開発から生まれた豊富な研究知見と、スタートアップ企業や生活者のユニークな発想やテクノロジーを融合させ開発しています。生活者からのフィードバックやニーズの変化に迅速に対応し、ブランドの枠を超えて、形を自由に変えられる唯一無二のプロダクトとして、世界をワクワクさせる新しい価値づくりについてうかがいます。 | |
【第４例会】 2025/11/19(水) 14：00～17：00 仙川キユーポート （東京都） | 「共創を通じた社会価値の創造」 ～食の新たな可能性を拓く～ キユーピー(株) 研究開発本部グループR＆D推進部部長 有泉 雅弘 氏 |
キユーピー(株)は「愛は食卓にある。」への想いを大切に、社会価値の創出を拡大しています。持続可能な社会の実現に向け、６つのサステナビリティ重点課題を定め、様々なステークホルダーとの共創を進めています。特に「食と健康への貢献」においては、「サラダファースト」を合言葉に、グローバルで従業員がサラダの啓蒙に取り組むなど、おいしく、たのしい食生活を通じた健康寿命の延伸へ貢献しています。また、企業理念に基づく内外の知を集める拠点として、「仙川キユーポート」を活用するなど、キユーピーの共創を通じた食文化の創造へのアプローチをうかがいます。 | |
【第５例会】 2026/1/27(火) 14：０0～17：00 ※調整中 NGK Collaboration Square DIVERS （名古屋市） | 「カーボンニュートラルとデジタル社会に貢献」 ～事業構成転換を加速する変革への挑戦～ 日本ガイシ(株) NV推進本部居周防グループマネージャー 大宮 好雅 氏 |
日本ガイシ㈱はカーボンニュートラルおよびデジタル社会領域での事業拡大を中長期ビジョンに掲げ、5つの変革を推進。社員の挑戦マインド育成、社外との協働拡大につながる活動の交流拠点として新設された共創施設「NGK Collaboration Square DIVERS」を変革のシンボルとし、全社一丸となってビジョンの実現を目指しています。挑戦する企業風土づくりや、迅速かつ効率的な新製品・新事業の創出を目指す同社の取り組みについてうかがいます。 | |
【第６例会】 2026/3/11(水) 14：00～17：00 石田造船 （広島県） | 「世の中にない夢の船をつくる」 ～海と親しみ船を通じて子どもたちに夢を〜 石田造船(株) 代表取締役 石田 全功 氏 |
広島県因島の石田造船㈱は創業106周年を迎え、三代にわたる造船業を通じて「もの造りは人造り」の理念を大切に、特殊フェリーや水中展望船などまだ世の中にない船を創造しています。「海と親しみ船を通じて子どもたちに夢を与えたい」という想いと、4胴型水中展望船や3胴型フェリーなど、斬新な旅客船の発想から「世の中にない夢の船」への挑戦について、石田社長よりうかがいます。 |
コメンテーター
㈱Ｖ字経営研究所 代表取締役 酒井 英之 氏
※各例会、テーマに対するコメントをいただきます。
慶應義塾大学経済学部卒業後、ブラザー工業株式会社に入社。入社2年目に考案した商品「P-touch」が、今も世界シェア60%以上を誇るロングセラー商品となる。その後、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社入社。経営戦略部長兼プリンシパルを9年間務める。
2014年「次世代リーダーの可能性をガイドする」をミッションに起業し現職。クライアント企業内に次世代経営チームを組織し、社員のやりがいを高めるためのビジョン開発と人を大切にする仕組みづくりを支援している。空理空論を嫌い、現場に入り込んで成果が出るまで粘り強く指導する姿勢に経営者・幹部のファン多数。著書に『小さくても稼ぐ社長のチェックボックス』（明日香出版）、『先代カリスマを超えて、後継者が最高業績を上げるチームV字経営』（日本経営合理化協会出版局）他多数。
開催要領
とき | 6/11(水)、7/24(木)、9/19(金)、11/19(水)、2026/1/27（火)、3/11(水) |
ところ | ①春日井製菓 おかしな実験農場 ②アイシン コムセンター ③資生堂 Shiseido Beauty Park ④キユーピー 仙川キユーポート ⑤日本ガイシ NGK Collaboration Square DIVERS ⑥石田造船 |
対象 | 新規事業開発部門、商品企画・開発部門、デザイン部門、マーケティング部門 責任者・担当者 |
参加費 | 会員:77,000円 ・ 一般:110,000円 （消費税10％込） [1口1名登録] |
備考 | 申込締切日：2025年6月4日(水) 15：00 ※申込締切日以降のキャンセルは年間登録費を返金いたしかねますので、ご了承願います。 年間登録費のお支払いにつきましては、お申込み受付後請求書をご送付いたしますので、請求書に記載の指定日までに指定銀行へお振込み願います。なお、お支払いの際に発生します銀行へ支払う振込手数料はお客様にてご負担願います。 請求書は登録者本人宛に送付いたします。別途ご希望の方は事務局への連絡・問い合わせ欄にご記入ください。 ■運営方法 ①事情により、日程・時間・内容並びに開催形態の変更、参加の制限をさせていただく場合がございます。 ②各例会は登録法人によるメンバー制で運営をいたします。（１口１名登録。代理参加可） ③各例会、行程表／集合方法も含めて詳細案内を開催約40日程前に事務局よりご連絡いたします。 （各例会出欠確認をとりますので必ずご返信ください） ④各例会とも指定いたしました集合場所へ各自でご集合ください。 ⑤毎回、㈱Ｖ字経営研究所 代表取締役 酒井英之氏にコメンテーター役としてテーマに対するまとめをお願いしております。 ■セミナー参加における注意事項 ※下記に記載の注意事項をご確認、同意の上お申込みをお願いいたします。 ①講演の録画、録音、配付資料記載事項の無断転載を固くお断りいたします。 ②登録者並びに代理参加以外のご参加はご遠慮願います。 ③講師・見学先の都合により、同業者の方々のご参加をお断りする場合がありますのでご了承願います。 その際には他の例会に人数追加でご参加いただくなど配慮させていただきます。 ④本注意事項については、年度登録者並びに代理参加となった場合は、代理参加者に自動的に適用されます。 |